毎年ろくに写真も撮れない桜の季節
今年の桜は低めの気温で比較的長め咲いていた。
撮影に出掛けたい想いはあったが、この機会に
思い切って山へ撮影に出かけてみた。

久々の外ロケで、心臓がバクバクしていたが
段々その環境に体が馴染んで行き少しづつ落ち着いてきた。

今回のモデル愛結香としばらく現場に居ると、
桜の花がそよ風で揺れ、風の流れとともに
桜の花も流れるような波の様に動く美しさに感動した。

「なんと素晴らしい春だろうか」
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これだけの花を咲かせているんだ、
何か理由があってこうなっているのか?
それとも、日本特有だから?
とにかく満開に咲いた桜の花に囲まれながら居ると
単なる自然現象だよとは言いたく無くなってくる。
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花咲か爺さんを思い出せば、
枯れ木に臼の灰がかかったことで美しい桜の花が咲いた。
これほどの桜が咲くほど良い事もした覚えはないけど、
とにかく、この美しい桜の花に囲まれている事に幸せを感じた。
そして、丁度そのさなかで撮影している。
美しい桜の花は薄命だけど、
それが理解できるから、余計に桜の花が美しい。
そう考えたら、とても大切な一瞬に居るような気がした。

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あまり上手くは撮れなかったけど、
ドールの撮影に出かけて撮影した写真を見ると、
本当に愛結香と旅行でも出かけたような気になる。
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何年か後には、その思い出が頭の中で本物として
認識されているかもしれない。
実際、以前屋外撮影に出かけたこころとは
写真撮影した画像が頭の中に残っていて、
本当の思い出に変わりつつある。
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今年の美しい桜の花が咲いた中の屋外撮影、
心地の良い不思議な感覚を残すものとなる事でしょう。